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2018年 東医体Touitai


2018年 東医体Touitai

予選
対 東海大学医学部  1−2 ×
対 東京医科歯科大学 2−0 〇
対 福島県立医科大学 0−2 ×
対 山梨大学医学部  2−0 〇
結果 2勝2敗 Hリーグ3位 予選敗退


  • 惜敗

 今年の東医体も昨年同様多くの1年生がテストのため参加できず(参加出来た1年も東医体3日目のみ)、2年生以上のみでの参加となった。北医体、道医体から1ヶ月、決勝トーナメント進出を目指し、レシーブやスパイクなど個人の技術の向上を目指して練習してきた。

東医体
 東医体の初日、1試合目の対戦相手は東海大学。昨年の大会のベスト16であり、今回北医が決勝トーナメントに進出するには勝たなくてはいけない相手だ。背の高いライトを中心にどこからでもスパイクを打ってくるチームなので、ブロックなどをしっかり確認し試合に臨んだ。 1セット目。相手のサーブミスで試合が始まる。その直後相手のクイックスパイクに森越のレシーブが弾かれ追いつかれるが、北医も志賀がクイックスパイクを決める。流れに乗った北医は金子のレフト平行や辻野のブロックなどが決まり、7−3とリードしたところで相手が1回目のタイムアウトを取った。タイムアウト明け相手が調子を上げ9−9と追いつかれたところで北医も1回目のタイムアウトを取る。その後も相手の勢いを止めることができず11−16とリードされたところで北医が2回目のタイムアウトを取った。そこからは点の取り合いとなり、石津のレシーブや金子のバックアタックなど良いプレーも出たが、点差が縮まらず19−25で1セット目を落としてしまう。 2セット目。相手がライトだけでなくレフトやセンターも多用してくるのでブロックとレシーブを再度確認した。徳井のサーブで相手のレシーブを乱すも連続得点はならず、1セット目の終盤同様、序盤から中盤にかけては点の取り合いとなった。3点以上点差がつかないまま14−16となったところで、金子のサービスエースに相手のスパイクミスが重なり17−16とリードした。相手がすかさずタイムアウトを取り、流れを変えようとするも北医がリードを守り、最後は辻野のサーブレシーブが乱れたが新堂がライトにトスをあげスパイクが決まった。これで25−23となり2セット目を取った。 3セット目。2セット目から相手のレフトのサーブレシーブのミスが増えていたので、レフトをサーブで徹底して狙うことを確認した。序盤志賀のクイックスパイクや新堂のトスフェイントで点を取る。また相手のレフトをサーブで崩す作戦もうまくいくが、ライトのスパイクを拾うことができずシーソーゲームとなった。点差が開かないまま12−13と1点リードされた状態でコートチェンジとなる。サイドアウトを取り合い16−17となったところで相手のスパイクが連続で決まり点差が開いてしまう。最後も相手のスパイクが決まり20−25で3セット目を落とした。結果セットカウント1−2で敗北した。3セット目の終盤に失点を重ねるというチームのメンタルの弱さが出てしまった試合となった。 2日目、2試合目の相手は東京医科歯科大学。190cmを超える選手が3人おり、特にライトからの攻撃を多用するためリベロの石津がバックライトでレシーブするように守備体系を変更した。 1セット目。序盤相手のライトのジャンプフローターサーブに反応することができずサービスエースをいきなり取られてしまう。しかし森越が高いブロックを相手にスパイクを3連続で決めるなどじわじわとリードを広げていく。志賀のサービスエースなどもあり15−10とリードしたところで相手が1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け相手がクイックスパイクで流れを変えようとするも、徳井がブロックし流れを渡さない。22−16となったところで相手が2回目のタイムアウトを取った。終盤金子のバックアタックがスパイクミスになるなど少し点差を縮められるが、最後は相手のドリブルで北医の得点となり25−23で1セット目を取った。 2セット目。序盤相手のブロックが機能し4−6とリードされたところで北医が1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け金子と森越の両レフトを中心に点を重ね、新堂と石津でライト側のレシーブをするという作戦も機能したが、要所で相手のクイックスパイクなどが決まり点の取り合いとなった。どちらも連続得点を取ることができないまま勝負は終盤までもつれ込む。23−23となったところで相手スパイクはネットにかかり、マッチポイントを手にする。なんとしても取りたいこの1点、長いラリーの末相手クイックを決められてしまった……かと思われたが相手はタッチネットのミスをしており、25−23で2セット目も取った。結果セットカウント2−0で勝利した。東医体では実に5年ぶりの勝利であった。高いブロック相手にもこちらのスパイクが通用した試合だった。 3日目、3試合目の相手は福島県立医科大学。昨年ベスト8の大学で守備も攻撃も隙がなく、とてもレベルの高いチームだ。流れに乗せてしまうとコンビなどを多用してくるので、スパイクやサーブで先にどんどん攻めていくことを確認した。 1セット目。序盤相手のサーブミスにも助けられ接戦となるも、こちらもドリブルなどのミスが出て8−10となったところで北医の1回目のタイムアウト。タイムアウト明け新堂のトスフェイントで点を取り流れに乗ったように見えたが、相手もライトのバックアタックが決まり一進一退の攻防が続く。相手の鋭いジャンプサーブを辻野、石津、金子のカット陣があげラリーに持ちこむも、相手の多彩な攻撃を止めることができずなかなか点差を縮めることができない。最後は森越のエンドライン際を狙ったスパイクが惜しくもアウトとなり22−25で1セット目を落としてしまう。 2セット目。セット間ではブロックとレシーブの位置を確認し直した。序盤志賀と金子のスパイクが連続でミスとなりチームに動揺が出てしまう。1−11と大きくリードされタイムアウトを2回とも使用してしまう。タイムアウト明け志賀のクイックスパイクや徳井のブロックが決まり流れに乗るかと思えた。しかし序盤に大きく点差をつけられた焦りからか、サーブミスが増えなかなか連続得点を取ることができず、最後は相手のレフトがライト側に回り込むスパイクに反応することができず15−25で2セット目も落としてしまった。結果セットカウント0−2で敗北した。個人の技量の違いやチームとしての完成度の違いを見せつけられた試合となってしまった。 4試合目の相手は山梨大学。リベロを中心にかなり守備のいいチームだが、攻撃は今まで対戦した3校には劣るので、しっかりスパイクをレシーブし自分たちの攻撃に繋げることを意識して試合に臨んだ。 1セット目。エース金子のスパイクが連続で決まり3−0とリードする。6−4となったところで北医はピンチサーバーで今回唯一参加できた1年生、池上を出すが、大舞台で緊張したか惜しくもサーブミスとなってしまう。その後相手はレフトを中心に点を取るが、志賀のブロックや森越のスパイクも決まり16−10とさらに点差を広げていく。ここで相手がピンチサーバーを出してきた。1本目のサーブで石津のレシーブが弾かれサービスエースとなったところで相手が勢いに乗る。相手のスパイクが連続で決まり始め16−14となったところで相手にタッチネットのミスが出てサーブが途切れるも、こちらも金子にサーブミスが出てしまう。17−18と逆転されたところで北医1度目のタイムアウト。ここからは点の取り合いとなりデュースにまでもつれ込むが、最後は相手のスパイクがアウトとなり28−26で1セット目を取った。 2セット目。サーブレシーブが乱れていたので相手のサーブの特徴をチームで再度確認して臨んだ。開始直後徳井にタッチネットのミスが出て1点取られるも、この試合調子が良い金子のスパイクが冴え4ー2とリードする。しかしピンチサーバーの池上や志賀のサーブミスが続き5−7と逆転されたところで北医は1度目のタイムアウトを取る。タイムアウト明けも3連続で点を取られ5−10と点差を広げられるが、森越と金子を中心に少しずつ点差を縮めていった。森越のレフトスパイクが2連続で決まり20−20と追いついたところで相手の1度目のタイムアウト。物理的に相手が流れを切ろうとしてきたが、流れは変わらず徳井がサーブで相手を連続で崩し23−20と一気に差を広げた。その後はサイドアウトが続き最後は相手にサーブミスが出て25−22で2セット目も取った。結果セットカウント2−0で北医が勝利した。4試合目かつデュースまでもつれ込むなど体力的に苦しい試合ではあったが最後まで集中を切らさず勝ちきることができた試合だった。 今年の東医体は2勝2敗で予選リーグ敗退となってしまった。過去数年の結果を踏まえると今回2勝を挙げることができたのは大きかったが、目標であった決勝トーナメント進出には届かなかった。決勝トーナメントに進出するには、そして決勝トーナメントで勝っていくには攻撃も守備もさらなるレベルアップが必要であるため、今回の反省を活かし来年の東医体まで練習していきたいと思う。幸い今回の東医体での引退者はおらず、また実習のため休部していた5年の藤畑が秋から復帰するため今後さらにチームはレベルアップできると思う。来年の東医体ではより良い成績を残せるように頑張りたい。

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