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2018年 春学連 Harugakuren


2018年 春学連Harugakuren

対 酪農学園大学 1−2 ×
対 はこだて未来大学 0−2 ×
対 北海道医療大学 0−2 ×
結果 0勝3敗 5部 4位


  • 調整不足

 昨年の秋学連からこの春学連までの長い冬練習を経て、攻撃力、守備力の面でともに着々と力をつけてきた北医バレーボール部。しかし直前で3人ものプレーヤーが急病で、コンディションが整えきれない中、4部昇格を目指し、この大会に臨んだ。

東医体

 第1試合の対戦相手は酪農学園大学。昨年の春学連では勝利を果たしているものの、レフトにエースを有しており、ブロックに対する対応力もあるので油断ならない相手である。 第1セット、金子のスパイクが早速決まり、幸先の良いスタートを切った。その後は相手のスパイクミスやサーブミス、さらに志賀の速攻やサービスエースがこちらの連続得点へとつながった。途中、相手のフェイントやツーアタックに対して動きが硬くなる様子が見られるものの、相手のカットが乱れたところを徳井が冷静に打ち込むなどの活躍もあり、攻撃面で確実に得点を重ね7−13となったところで相手が1度目タイムアウトを取った。タイムアウト明けも、相手のスパイクミスが変わらず続き、11−21で相手が2度目のタイムアウトを取った。その後も流れは変わらず、25−11で第1セットを取り、相手のミスに助けられた形となった。 第2セット、こちらのサーブカットが乱れ、スパイクミスなどが連続し、第1セットの流れから一変して0−4と4連続失点となった。金子のインナーへのスパイクで連続失点を断ち切るも、カットやトスが乱れ、またもや4連続失点し、1−8で北医が1度目のタイムアウトを取った。タイムアウト明けは相手にサービスエースを取られるも、金子の強靭なスパイクで相手を乱し始めた。さらに、徳井の息の合った速攻や森越のインナーへの強打が決まり、7−13となり流れが少しずつ回復し出した。その後は辻野のブロックで相手のスパイクを防ぎ、20−19となり逆転したところでたまらず相手がタイムアウトを取った。タイムアウト明けは新堂がサーブで相手を崩し、点差を引き離したと思われたが、相手もエースのスパイクやフェイントに苦しめられて連続失点が続き、22−25で第2セットを落としてしまった。 流れを立て直したい第3セット、こちらの細かいミスが続き、0−2となった。しかし、新堂のサービスエースで流れをこちらに戻し、その後の長いラリーの末、森越がスパイクを決め、さらに徳井のサービスエースが炸裂し、9−8と逆転したところで相手がタイムアウトを取った。タイムアウト明けは志賀のネット際の華麗な押し込みで盛り上げを見せ、続いて金子のスパイクなどで3連続得点となり、流れはこちらに傾いたかと思われた。しかし後半ではレシーブやつなぎのミスによってじりじりと点差を引き離され、最後は相手のジャンプサーブで失点し、22−25で第3セットを落とし、セットカウント1−2で敗北した。 第2試合の対戦相手ははこだて未来大学。強力なスパイカーを要するわけではないがスパイク・ブロック・カットとバランスのよいチームで粘り強く戦うことが特徴的である。 まず第1セット、最初は互いに立ち上がりが悪く、ミスの応酬が続いた。そんな中、金子の平行スパイクや新堂のツーアタックなど良いプレーも見られたものの、相手の速攻で取り返され拮抗した状態が続いた。段々と調子が上がってきた中盤は森越・金子の両レフトの攻撃で点を重ねられる場面が増えた。しかし相手の調子も同様に上がっており、徳井や新堂のブロックが弾き飛ばされるシーンがよく見られた。18−18の場面ではピンチサーバーとして中村を投入し、相手のトスが乱れたところを志賀がシャットするといういい連携プレーもみられた。しかし終盤22−20とリードしたところから相手のスパイクとブロックが勢いに乗り出し、一気に5連続得点を奪われ22−25で第1セットを落とした。 続く第2セットは第1セットの流れを引きずったまま攻撃がうまく噛み合わず、4連続失点からのスタートとなった。志賀のフェイントや辻野のサーブカットからの森越の強打などで得点はするものの勢いに乗った相手の守備をなかなか攻略できない。4−10から相手のレフトが突如崩れてミスを連発したことで点差を縮めたが、立て直した後はシーソーゲームとなり追いつけない状況が続いた。16−20となったところで1回目のタイムアウトを取り、流れを切ろうとするがその後も追いつけず、そのまま19−25で第2セットも落とした。セットカウント0−2で北医の負けとなった。 第3試合の対戦相手は北海道医療大学。去年から何度か練習試合をしてきた相手だが、この春に経験者1年が数人入ったことでチーム力が大幅に強化されていた。 1セット目は医療大13番のミスサーブから始まった。しばらくはお互いのミスで点を取りあう序盤になった。2−4の場面で金子のレフトスパイクが決まりようやく北医の形が出る。医療大は11番と13番のツーセッターの形をとっており、表側に回ってきたセッターがエース役を担うという戦略だった。慣れない相手のフォーメーション、またツーセッターの技量の高さに翻弄されなかなか流れを掴めない北医は5−5の場面から志賀のブロックの吸い込み、トスとスパイクが合わないミス、森越のスパイクアウトで一気に3連続失点してしまう。なんとか1点返して6−8とするも、11番、13番のフェイントの前に足が動かず、再び3連続失点を喫してしまう。流れを変えられないままずるずると11番、13番にスパイクやサーブをいいように決められ、11−21とされてしまう。12−21の場面から医療大のミスサーブ、徳井の相手エースを止めるブロック、金子の二段スパイク、志賀のフェイントなどで17−22と何とか追いすがる。しかし最後は辻野のミスサーブなどもあり、18−25で1セット目を落とした。  2セット目は医療大13番のコート左奥を狙った緩いスパイクを拾えず一点を先制される。一進一退の攻防が続き3−2の場面で新堂のナイスレシーブで11番のスパイクを拾い、そのプレッシャーから11番のスパイクアウトを誘発した。そのいい流れからか、4−4の場面から医療大のミスや辻野の片手で上げる巧みなつなぎなどもあり9−4と走り、医療大にタイムアウトを取らせた。金子がフェイントで点を取ったのちの12−7の場面でピンチサーバーとして中村を投入した。中村は確実にリベロを外すサーブを打ったが、森越が医療大のスパイクを拾えず点に結び付けることができない。19−13の場面から徳井のサーブミスから北医のミスが目立ち、19−18とされてしまう。その後も悪い流れを切れないまま終盤にもつれ込み、21−22とされる。石津のナイスカットやパンケーキが出るも、最終的に志賀のドリブルで21−23とされてしまう。最後は医療大11番のキレのあるライトストレートがブロックをかすめオンラインで決まり、23−25で2セット目も落としてしまい、セットカウント0−2で北医の負けとなった。  新歓などもあり調整の時間が足りなかったのも確かであるが、そんな中でも短期間でチームを作ることを目標としていた。だが試合直前2回の練習にレギュラー3人が不在で、十分な調整ができなかったというのがあまりにも痛すぎた。技術面での調整はもちろん、大会直前の体調管理徹底も大事だと実感させられた大会であった。  最後になりますが、今大会で応援に駆けつけて下さった久保田先生、本当にありがとうございました。

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