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2016年 春学連 Harugakuren


2016年 春学連Harugakurenn

対 札幌医科大学 0−2 ×
対 札幌国際大学 2−0 ○
対 札幌学院大学 2−1 ○
対 帯広畜産大学 2−0 ○
結果 3勝1敗 5部2位


  • 冬練の成果

 冬と春の長い間に基礎から改めて取り組み、チームの底力を上げて臨んだ春学連。守備力が付いてきた石津をエースが裏に回った時の交代要員として起用した。

東医体

 初戦の相手は札幌医科大学。何度も練習試合などで相手をしたことのあるチームだが、新たに入った1年生のレフトとセッターによって大幅に強化されていた。
 第一セットはいきなりミスの二連発で点を失ってしまったが、久保田のストレートへのコース打ちで相手を崩して得点した。さらにもう一度、久保田が今度はクロス攻撃で追加点をあげた。その後は良いプレーも所々見られたが、チャンスがきれいに返らなかったりするなどのミスが多発し、ずるずると5-10まで持ち込まれ、一度目のタイムアウトをとった。タイムアウト明けは一進一退で9-14となり、藤畑がサーブレシーブに入るタイミングで石津を投入した。全体でミスが続き、10-18まで引き離されるが三國の強打で流れをつかみ相手にタイムアウトをとらせつつ21-21まで追いついた。この間に木山のブロックが機能しはじめ、相手のスパイクミスを誘い、強いプレッシャーを与えた。しかしその後、相手にスパイクを決められてから流れを持っていかれ、そのまま21-25でセットを落としてした。
 第二セット序盤は中島・藤畑のサーブが良く、自分たちに流れを引き寄せるように5-1とリードした。そこからは木山と志賀がブロックで強打を止め、三輪がこぼれ球を拾い、両レフトのスパイクで点を取るという基本に忠実な立ち回りで、リードを保ったまま14-8に押し込みタイムアウトをとらせた。しかし相手の速攻が段々決まるようになり、じわじわと追い上げられて16-17と追い抜かれてしまう。ここでタイムアウトをとるが、流れは依然相手のままで、サーブレシーブの乱れによりうまく乗れないまま19-24にまで追い詰められた。そこでなんとか食らいつき21-24にするもストレートへの攻撃がアウトとなり21-25でセットをとられ、セットカウント0-2で敗北した。

 第2試合の相手は札幌国際大学。第一セット目は相手の守備や連携がまだうまくできていないため、チャンスや軟打で返ってくることが多く、そこから藤畑・三國が点を取るといった流れで7-3と序盤の流れをつかんだ。そこからもサーブやスパイクをネットにかけるなどのイージーミスで点を失いつつも、地力の差で相手を徐々に引き離していった。そして最後まで流れを相手に渡さないまま25-11と大きく差をつけて第一セットをとった。お互いのチームでミスが目立つものの終始危なげなく進んだセットであった。
 続く第二セットも序盤から流れをつかみ5-1とリードを奪う。その後、相手のミスに引きずられやや差をつめられてしまうが、点を取り、流れを断ち切ったところで選手交代。藤畑のところに初出場となる辻野を、サーブが不調の三國に代わって石津が出た。石津はそのままサーブで相手を崩しミスを誘発させる好プレーを見せた。また辻野もやや動きが硬いもののレフトからのスパイクでカットを乱させる、得点するなど活躍を見せた。三周ローテが回り、再び藤畑と三國を戻したところで三國がブロックを弾き飛ばす強力なスパイクを見せつけた。ただ、相手の雰囲気に流されこちらの空気も締まりがなくなっており、24-15に追い込んでから3失点するという勝負所の弱さが出てしまった。なんとか藤畑がブロックアウトで点を奪い、第二セットもとってセットカウント2-0で勝利したものの反省点の多い試合ではあった。

 第3試合は札幌学院大学とのゲーム。試合開始早々に藤畑のストレート攻撃と志賀のシャットの二得点で相手にプレッシャーを与えた。その後は三國のスパイクが走るが、相手からの強打が無いにも関わらずつなぎやスパイクのミスにより苦しい試合展開が続いた。試合中盤からスパイクがブロックにかかり始めるが、後衛がしっかりと前に詰め寄ることでカバーし次の攻撃につなげられていた。試合が17-20と厳しい状況になり始めたところで長いラリーの末に三國のスパイクでなんとか持ちこたえた。さらに石津を後衛に加えて万全の態勢で終盤に臨むが、互いに攻撃の勢いが増し、競り合ったまま21-23と追い詰められる。ここで久保田のライトからの攻撃が鮮やかに決まり、一気に流れが傾いた。そのまま勢いに乗り4連続得点で第一セットを勝ち取った。
 第二セットは序盤から互いに同程度の本数のスパイクやミスが続きなかなか点差が開かない。そんな中、ここぞというチャンスで中島がツーアタックで返す、トリッキーな攻撃で相手から点を奪う。その流れに乗って木山が二連続でサービスエースを奪い、さらに流れに乗る。16-9にまで引き離したところから油断のせいか、徐々にペースが乱れはじめ、サーブミスやトスミスで点を与えてしまう。タイムアウトを取り集中しなおすことで24-20にまで追い詰めるが、相手の粘り強さを見せられたことでチーム全体が焦ってしまい24-25と逆転されてしまう。志賀がブロックとクイック、久保田がライトスパイクで土壇場に点を取るが、相手も必死にセンターのエースで点を取り、ついには粘り勝ちされ27-29でセットを落とした。
 第三セットは木山の代わりに大島をセンターに起用した。序盤は二セット目と同じように競った点数で試合が進んだ。一度ブロックアウトと思われるスパイクがアウトと判断され勢いを削がれかけるが、両レフトが攻め気のスパイクで流れを譲らず12-8に持ち込んだところで相手がタイムアウトを取った。タイムアウト明けも久保田のレシーブや藤畑のストレート攻撃などの光るプレーで勢いを保った。17-12から志賀の速攻が二連続で際どいコースを打ち抜き、さらに中島のサービスエースで突き放した。しかし24-13とあと1点のところで油断からか、爪の甘さが露呈し24-20まで詰められる。最後は志賀がなんとか相手の右後方にプッシュで狙い点を取ることで第三セットを勝ち、セットカウント2-1で勝利した。

 最終試合は帯広畜産大学が相手だった。第一セット序盤は相手のつなぎが弱いため点はもらえるものの慣れないライトエースに苦戦した。シーソーゲームが続く中、藤畑が相手のライトの攻撃をシャットし流れがこちらに傾いた。三國や志賀の強力な攻撃で相手を受け身に回らせ勢いを与えなかった。試合中盤はミスがやや多くなるものの両レフトの活躍でリードを保ち続ける。ややリードを保ったまま迎えた終盤に木山が相手のライト攻撃を遅れ気味ながら良い形でブロックし、大きな1点を得た。ここで流れを得て久保田がサービスエースを、さらに三國がブロックアウトを奪い25-20で第一セットを取った。終盤の詰め方は札学院戦の三セット目と異なり、スムーズに決めることができた。
 第二セットは一セット目終盤の流れをそのままにスパイク、ブロック、つなぎの各場面で好プレーが多く、いきなり4-0と差をつける。1点を取られた直後も志賀のブロックで何度も相手コートに返し、相手を押し込んだ。その後も木山のワンタッチから、三輪がつなぎ、両レフトが攻めるといったきれいな流れで点を取った。さらに志賀のクイックで点を決め、相手ブロッカーに印象付けたところで、ライトにノーブロックで打たせるトス回しで点を稼いだ。しかし20点を取ったところで躓き、サーブカットや軟打レシーブが大きく乱れ、得点できず20-19までの追随を許してしまった。なんとか木山のプッシュで流れを断ち切り、そこから再び流れに乗り一気に25-20まで押し込み第二セットも勝ち取った。これでセットカウント2-0で北医が勝利した。

 今大会は3勝1敗で2位となり、チャレンジリーグへの出場は叶わなかったが、入れ替え戦で4部昇格を賭けて未来大と対戦することになった。
 

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