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2015年 春学連 Harugakuren


2015年 春学連Harugakurenn

対 北見工業大学 2−0 ○
対 文教大学   1−2 ×
対 帯広畜産大学 2−0 ○
対 札幌国際大学 2−0 ○
結果 3勝1敗 5部2位


  • 訪れた春

 合宿を含め冬の間の長い練習期間を経て臨んだ春学連。ウイング、センターの両方から点を取れる布陣で、特に6年生センターエース大浦の最後の学連ということもあり、ぜひとも4部入れ替え戦への切符を手に入れたい大会であった。

東医体

 初戦、第1試合目の対戦相手は北見工業大学。第1セットはなかなかきれいなサーブレシーブが入らない形が続くも、セッター中島がつないだトスからレフトの三國が強力なスパイクで点を稼いでいく。試合中盤では相手の当たり損ねのスパイクやブロックの吸い込みなど不運な形での失点が続き15−15で追いつかれるも、三國の強烈なスパイク、大浦のクイックでこぎみよく点差をつけていく。終盤ではレセプションがきれいな形で入る場面も多くレフト藤畑のスパイクからも点が決まりはじめ、21−17で北医リードとなったところでたまらず相手がタイムアウトを取る。流れを切りたくないタイムアウト明け、中島がサービスエースで先手を取り、セットポイントの場面ではエースの三國が多少短くなったトスをインナーへ打ち込み、第1セットは北医が先取した。
 第2セット、始め数本のスパイクミスをした三國だが、それを帳消しにする活躍で上がったトスを丁寧に決めていく。リベロ久保田のレシーブの調子が上がらずところどころ相手のスパイクに崩されるようになるが、ここで藤畑のレフトスパイクが連続で決まり、8−7で北医が一点抜け出したところで北見工大の1回目のタイムアウト。中盤までは1セット目同様拮抗した試合が続くが、好調の三國のスパイクに続き大浦のブロックが決まり、16−13とリードしたところで北見工大2回目のタイムアウト。良い流れをつかんだ北医はスパイカー陣が躍動し第2セットを取り、その結果、北見工業大学戦を勝利に収めた。

   続く第2試合目、相手は文教大学。各ポジション良い選手がそろっており、春学連最大の苦戦が予想された。第1セット、試合開始直後は、強いサーブで相手を崩そうという意識が働きサーブミスが出たが、サーブカット陣が集中を切らさずにセッターの中島に良い形でボールを供給していき、相手に食らいついていく。中盤は相手の好レシーブに拒まれつつも、攻撃の手を緩めず13−10でリード。長いラリーも久保田らの粘り強いつなぎから大浦がクイックを決めて文教大学が一回目のタイムアウトを取る。ここからはサーブレシーブが安定したことに加えサーブが走りはじめ大浦、藤畑がそれぞれサービスエースを取り21−15と抜け出す。最後は前衛に上がってきた三國がスパイクで相手を崩し、センター大島のブロックポイントで第1セットを先取した。
 勢いをそのままに取りたい第2セット目。こちらのスパイクを文教大にギリギリのところで拾われリズムを作れず苦しむが、ラリーの最後は三國がしっかり決めて8−5とリードする。主導権を握りそのまま逃げ切りたかったが、文教の粘りになかなか決めきれず徐々に追いつかれる。今まで打数が多かったレフトスパイカー陣に疲れが見え始め、サーブカットが入るがスパイクが決まらず、重苦しい雰囲気が流れる。疲労を隠せないまま連続失点を喫し17−25で第2セットは文教大学に取られた。
 続く第3セット、互いのチームのレフト陣に疲れが見え始めたところでセンター大浦のブロックが機能し始め、相手レフト陣の攻撃をはじき返していくが、相手のライトからの攻撃が増えたことで翻弄され、勢いそのまま第3セットを取られ、第2試合目はセットカウント1−2で敗北した。

 大会二日目、入れ替え戦に進むためには残り2試合は必ず勝たなければならかった。第3試合目、相手は帯広畜産大学。第1セット、サーブで相手を崩す場面が多く、優位に試合を進める。タイムアウト明け、審判の何かの確認で試合が3分ほど進まないことがあったが、集中を切らさずに相手からのボールを処理し続け、チャンスを大浦がクイックで仕留めていく。安定した試合運びで第1セットをとった。
 第2セット、サーブミスやドリブルの反則で連続得点が取れず、締まりのない展開で試合が進むが、相手のミスも多く、大事なところでレフトからの得点もあり、リードを維持し続ける。ところどころ苦しい場面もあったが、大浦の高さのあるブロックとクイックで流れを切っていく。終盤は守備に集中を取り戻し、なんとか第2セットをとり、その結果セットカウント2−0で勝利した。

 春学連最後の第4試合目、札幌国際大学戦、勝利すれば入れ替え戦への挑戦が決定することもあり、試合前の表情には気合と緊張が感じられた。第1セット、緊張が強かったのかエースの三國のスパイクミスを含め連続失点を喫するが、その三國からのきれいなサーブカットから大浦の目の覚めるようなクイックが決まる。盛り上がったところでセッターの中島が自陣からの長いレシーブを相手陣内に押し込み得点。サーブに回った中島は得意のフローターから一気に2連続サービスエースでチームに流れを持ち込む。その後も冷静なジャッジやレフト陣の得点で点差を離し、25−15と危なげなく第1セットをとった。
 第2セット、サーブカットが非常に安定し、序盤からトスをもらったエースの三國が気持ちよく得点を重ねていき、サーブに回ってからも2連続サービスエースで7−3とする。そのまま点差を離していきたいところであったが、調子の上がらないレフト藤畑の消極的なプレーが続き、11−14で一時リードされる。しかし攻撃で点の取れない中、センターの大浦がブロックで相手に圧力をかけ続け、相手のミスが続いて詰め寄ったところで三國のサービスエースで17−17と追いつく。終盤では中島のツーアタック、サービスエースの連続得点で抜け出し、22−19でリード。そのまま逃げ切りたいところであったが、藤畑が打ち切れず手詰まりになり、22−23と再び相手にリードを許し、セットポイントまで追いつめられる。相手のスパイクがアウトになって23−24となったところで三國が前衛に回り、ストレートに強烈なスパイクを連続で叩き込み25−24とセットポイント。ここから多少のミスが出たがベンチに下がっていた大浦の一喝で気を引き締めなおし、三國がスパイクで相手を崩し、28−26で第2セットをとり、その結果。セットカウント2−0で勝利となった。

 今大会二日間の結果により5部2位という結果となり入れ替え戦へ挑戦できることとなった。今大会ではまだまだチャンスボールの処理やフェイントのケアなどプレーに問題が見られた。格上の相手と試合をすることになる入れ替え戦までにそれらのプレーの改善が必須であり、各々のプレーヤーのコンディションを整えて臨む必要がある。

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