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2015年 道央リーグTouitai


2015年 道央リーグTouitai

対 北海学園大学B  0−2 ×
対 北海道医療大学  2−0 ○
対 札幌医科大学   2−0 ○
対 北海道科学大学B 0−2 ×
結果 2勝2敗 3部3位


  • 躍動する若き翼

 秋学連が終わってから約1ヶ月間、2年生藤畑を仮キャプテンとする仮幹部期間が行われた。この期間は今までなかなか試合に出られなかった1年生の実戦経験を積むことと、サーブカットとブロックの技術向上を目的として練習してきた。体育館がなかなかとれず練習試合も少なく実践練習の少ない中での道央リーグ初戦を迎えた。

東医体
 第1試合目の相手は北海学園大学B。秋学連の1部でスタメンだった3、4年生中心に構成されており、個々のレベルが高いチームである。連携があまり取れていなくミスも多く見られたためそこにつけ込みたいところであった。
 第1セット、初戦のためか動きが硬く、ネット際のボール処理やフェイントに対して体が反応できずミスが続き、4連続失点を許してしまう。ここでライト志賀がスパイクを決め、続けてレフト三國がスパイクとサービスエースを決めて徐々にペースを掴んでいく。しかし、相手の早いトス回しや強いサーブに翻弄され失点が続く。少しずつサーブカットがあがるようになり攻撃の形に持っていきたいところだったが、なかなかスパイカーとトスが合わずスパイクまでもっていくことができない。途中、レフト森越のスパイクやセッター中島のツーアタックが決まるが、相手のペースで試合は続き第1セットを13−25で落とした。
 第2セット、森越に代わり辻野が入り、流れを変えたいところであった。出だしはセンター藤畑のブロックで得点し幸先の良いスタートを切る。しかし、サーブミスや連携ミスが続き次第に相手のペースになっていき1−6となったところで北医が1回目のタイムアウトをとる。ここで落ち着いてしっかりつないでいくことを確かめ、またブロックの確認をしてコートに戻った。タイムアウト明け、つなぎやブロックの修正はできたもののサーブカットが乱れ、スパイクでのミスも続き相手の流れは依然として変わらない。1−13とされ北医が2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、三國のブロックが決まりようやく流れをきることができる。その後相手のミスが続き、こちらは辻野がきっちりスパイクを決めることで北医に流れが傾く。7−16と差が縮まったところで北海学園大学が1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、流れを渡さずに点差を縮めたいところであったが相手も徐々に流れを取り戻しお互いに点の取り合いになる。なかなかブレイクができない中、こちらの粘り強いつなぎが相手の連続ミスを誘い、ブレイクに成功する。ここで14−22となり北海学園大学が2回目のタイムアウトをとる。タイムアウト明け、相手のミスが続き点を重ねるものの、自分たちもトスが合わずスパイクミスが続き17−25で第2セットを落とした。結果セットカウント0−2で敗北してしまった。

 第2試合目の相手は北海道医療大学。秋学連で3部3位の成績を収めたこちらも格上の相手である。しかし今大会ではエース不在、セッターが変わるなどしているためそこにつけこみたいところであった。
 第1セット、序盤から中島、森越のサービスエース、あいてのミスなどで得点を重ねるがこちらのスパイクミス、さらには相手にサービスエースをとられるなど中々自分たちのペースにもっていけない。その中で志賀のシャットや割れた二段トスをなんとか打ち切り決めるなどの好プレーが光り相手の追撃をゆるさない。両者譲らぬ点の取り合いが続く中、森越の打点の高いスパイク、中島のツーアタックが決まる。北医が3点リードでここまで試合を進めてきたが、相手のフェイントに対応できず、さらにこちらのスパイクミスも続きついに相手に14−15リードを許したところで北医が1回目のタイムアウトを取る。ミスを続けてしまい流れが悪いところを修正しなんとか自分たちのペースで出来るように声出しや連携の確認をした。タイムアウト明け、こちらのトスやスパイクレシーブのミスで相手の流れを切れない中、藤畑が相手のレシーブミスに反応しダイレクトでスパイクを決める。その後ミスが続き点差を離されるが、三國と森越のスパイクが決まり点差を縮める。さらに相手のミスで1点差まで詰め寄り19−20となって相手が1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、相手のミスと三國のサービスエースで逆転する。その後は互いに点を取り合い接戦となるが、こちらの連続ミスで相手にリードを許す。23−24となり追い詰められるが、ここで藤畑のブロックで得点し24−24のデュースに持ち込む。ここで森越のサーブが走り相手のミスを誘いリードするも、相手の強烈なスパイクで追いつかれる。その後は互いにミスが続き27−28とリードされるが志賀がスパイクを決め再び追いつく。相手がスパイクをミスして29−28のところで志賀がサービスエースを奪い30−28で北医が第1セットをとった。
 第2セット、森越に代わり辻野がスタートに入る。序盤から藤畑の速攻やブロックで連続得点し良いスタートを切る。さらに石津が強烈なスパイクをレシーブ、志賀のシャットとスパイクでの得点など1年生のプレーが光り点差を広げる。大島が相手エースをシャットしたところで完全に北医が流れを掴み9−2となったところで相手が1回目のタイムアウトをとる。タイムアウト明けも北医ペースが続き、石津の完璧なサーブカット、辻野のスパイクやサービスエースの得点など1年生の活躍でリードを保ったまま中盤に入る。18−11となったところで相手にサービスエースを2本連続で取られる。ここで流れが相手に傾きはじめさらに2失点してしまうが、相手のミスや中島のツーアタックが決まり流れを引き寄せる。しかしここで辻野が足を痛めタイムアウトを取り、森越と途中交代することになる。流れが切れてしまわないか不安な中、森越のサーブが走り相手のミスを誘う。最後は相手にレシーブを乱され攻撃の形に持っていけない場面が続くものの、なんとかつないで粘り勝ちし25−17で第2セットをとった。その結果2−0で勝利し1勝目をもぎとった。
 2日目、第3試合目。相手は札幌医科大学である。こちらと同様1年生中心にスタメンを構成しており、ミスの多いチームなので自分たちのミスを減らし、コースをついたサーブで攻める方針で試合に臨んだ
 第1セット、中島のサーブがコースをつき、乱れたカットを藤畑がダイレクトで決める。さらにサービスエースを決め、スタートの流れを北医が握る。さらに相手のミスが重なり7−1となったところで相手が1回目のタイムアウトをとる。タイムアウト明け、森越がミスせず確実にサーブを入れ相手のミスを誘い5連続得点を奪う。その後レフトからのスパイクがなかなか決まらないが相手のミスに助けられる場面が続く。藤畑と志賀のサービスエースや三國のブロックアウトが決まり18−4と大量リードで終盤を迎える。その後はサーブカットが安定するが中々良い攻撃の形に持っていくことができず、ミスが続き19−8とされる。しかしここで森越の強烈なスパイク、大島のサービスエースで得点し相手に流れを渡さない。セットを通して終始リードを保ち流れをわたさないまま25−11で第1セットをとる。
 第2セット、序盤はこちらのミスが続いてしまうが石津と森越のレシーブで粘りをみせる。続けて志賀のスパイクや大島のシャットで得点し一時は3点リードするが、相手のスパイクが決まりはじめ8−7と点差を縮められる。ここで相手はメンバーチェンジをして流れを持っていこうとするが、こちらのつなぎが勝り徐々に点差を離していく。11−6となったところで相手が1回目のタイムアウトをとるがその後もこちらの流れは続き、藤畑の速攻や中島のサービスエースで点差をさらに開く。16−7となり相手が2回目のタイムアウトをとり流れを切ろうとするが、タイムアウト明け直後に中島がサービスエースをとり流れをわたさない。さらに勢い付いた北医はコンビを使って相手を翻弄し的を絞らせない攻撃をする。終盤は三國のレフトからのスパイク中心に得点を重ね、25−12で第2セットをとった。その結果2−0で北医が勝利した。

 道央リーグ最終戦の相手は北海道科学大学Bである。こちらも北海学園大学Bと同様に3、4年生で構成されており、秋学連で1部昇格を果たしたときのスタメンとほぼ同じとかなりレベルの高いチームである。チャンスサーブを避け、できるだけ攻めるサーブをして相手にコンビをさせない方針で試合に臨んだ。
 第1セット、相手の強いサーブや高いブロックにつかまり失点するも、三國のスパイクが良いコースに決まり2−2とスタートは互角に始まる。その後も相手のサーブに苦しめられサービスエースを奪われるなどカットが乱れるが、中島の不意なツーアタック、森越の相手の高いブロックの上から打ち込むスパイクで8−6と一時はリードする展開に。しかしこちらのレシーブやスパイクミスが続き10−13と逆転を許す。勢いづいた相手はジャンプサーブや強烈なスパイクをたたき込み点差が広がるが、リベロ久保田のきれいなカットや森越のスパイクが光り、点差を広げさせない。さらに志賀が相手のスパイクをシャットし21−21と同点に追いつく。ここから流れに乗りたい北医だったが相手のサーブに乱され、ミスが続いてしまう。藤畑が強烈な速攻を打つも繋がれてしまい最後もこちらのミスで失点。21−25で第1セットを落とした。
 第2セット、相手の勢いは止まらず、序盤から強烈なジャンプサーブでサービスエースを立て続けに取られてしまう。流れが悪くなり、こちらのミスも増えて2−8と点差をつけられる。途中藤畑のブロックや志賀のスパイクが決まり得点を重ねるが相手の勢いは止まらず4−12と相手リードが続く。しかしここから、大島と中島の攻めのサーブが相手のミスを誘い、徐々に点差を縮め11−15まで詰め寄る。中盤は点の取り合いになり相手に強烈なスパイクを打たれるが、藤畑の相手のコンビを封じるブロックや、久保田が相手のジャンプサーブをきれいにカットし三國がスパイクを決め点差を広げさせない。14−18となったところで三國がサービスエースを奪いここから一気に北医の流れになる。まず森越のクロス方向のスパイクが決まると、次のサーバーの大島が良い弾道のサーブを放ち相手のカットが乱れたところを藤畑がダイレクトスパイクを決める。さらに大島のサービスエースが決まり4連続得点し、20−19と逆転したところで相手がすかさず1回目のタイムアウトをとる。タイムアウト明けも北医の流れは変わらず、大島のサーブが走り、相手のレフトスパイクを防ぎ、さらにレシーブでのつなぎも光る。これまでにない集中力がミスを減らし、さらに絶好調の森越のスパイクで得点を重ねる。23−19となり相手を追い詰めていったがここで相手のサーブに乱されミスが続く。ここで久保田のきれいなサーブカットが上がり中島の完璧なトスで得点につなげ24−21と追い詰めることができたが、相手エースの強烈なスパイクで連続失点し24−24と追いつかれてしまう。ここでなんとか踏ん張りたいところだったが相手エースに対応できず24−25となり、北医がタイムアウトをとる。ここでつなぎの意識と相手エースのクロス方向のブロックを徹底する確認をし、切り替えてコートに戻った。タイムアウト明け、追い詰められた北医は、相手の強いサーブをなんとかカットしレフトまでもっていったが最後はスパイクミスで失点し、24−26で第2セットを落とした。その結果0−2で敗北してしまった。

今年の道央リーグは2勝2敗で3部リーグ3位という結果に終わった。この大会ではつなぎのミスやレシーブの課題が再確認でき、これを減らしていけば自分たちのバレーは格上の相手にも通用することを実感することができた。また今回の目的であった1年生の実戦経験を積むということが達成でき、また多くの活躍が見られたことで今後のチーム作りに大きく影響を与えることができたと思う。今回の2勝の経験から、さらにレベルアップして春からの大会に勝てるチームを目指したい。

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