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2015年 秋学連Touitai


2015年 秋学連Touitai

対 北見工業大学 1−2 ×
対 北海道文教大学 0−2 ×
結果 0勝2敗 5部A 第3位


  • チームの未熟さ

 東医体が終わり、今までチームを支えてきた大浦、二階堂、富田、横井が引退し最高学年が3年生となり非常に若いチームとなった。新チームではしっかりとしたディフェンスを基盤としたコンビバレーを目標とし、秋学連までの期間では基礎を中心に練習に取り組み秋学連を迎えた。

オーダー
 第1試合目の相手は北見工業大学。190cm越えの長身エースを中心とした、春から比べ大幅に力をつけてきたチームである。 春には勝ったチームではあるが、まるで別チームのようであり気を引き締めて戦わなくてはならない。
 第1セット、序盤はお互いにミスが目立ち流れをつかむことができない。しかし、その中でも藤畑が1本しっかりとスパイクを打ち抜き、エースの三國が前に出てくると三國の相手のブロックをうまく利用したスパイクが次々と決まり徐々に流れを引き寄せてくる。相手エースのスパイクもさえ、なかなか大きな連続得点にはならないが、リベロ久保田のレシーブも良く長いラリーをものにしはじめる。相手にも焦りが出始めたか、サーブミスやタッチネットなどミスが続き10−6まで差が広がったところで相手が1回目のタイムアウトを取る。ここで、つかんだ流れを手放さずにしっかりとつないでいこうと確認する。タイムアウト明け、こちらのサーブがネットにかかり流れを渡してしまったかにも思えたが、中島の正確なトスからの志賀のクイックもしっかりと決まり差を広げられることなく試合が進む。相手エースのバックアタックや裏レフトのスパイクを止められずに差を詰められる場面もあったが、三輪の堅実なカットのおかげで大崩れはせず、北医が20−15でさきに20点の大台に乗せる。しかし、ここからこちらのタッチネットやサーブミスが立て続けに起こり21−21となり追いつかれたところで、北医がたまらず、1回目のタイムアウトを取る。タイムアウトで落ち着きを取り戻したか、一進一退の攻防が続くものの、大島のいいブロックもあり最後は相手のミスにも助けられ、26−24で第1セットをものにする。
 第2セットは序盤、ネットに近い難しいトスでもレフト三國がしっかり決め切るなどで順調に得点を重ねていく一方で、相手のエースのスパイクをあげることができず失点を重ねてしまう。裏レフトの藤畑もなんとかブロックアウトなどで得点しローテを回すものの、相手のサーブも走ってきたことでこちらのカットも乱され徐々に点差が離れていく。リベロの久保田がなんとかいいカットをあげるもののトスミスも出てしまい流れをつかむことができない。しかし、その中でもセンター大島のいいブロックのワンタッチや志賀のクイックなど随所に光るプレーはみられる。相手のエースが後ろに下がったときに、こちらのミスが続いてしまい、9−15で1回目のタイムアウトを取る。ここで流れを変えようと藤畑に代わり木山が入る。タイム明け、変わった木山の懸命なつなぎはみられるものの、相手のエースのバックアタックが止められず流れを変えきることができない。ここでどうにか今まで粘ってきたカット陣もエースを取られ始め連続失点が続く。セッター中島の完璧なトスから、ライトの三輪が渾身のスパイクを打つも相手につながれてしまい得点を決められない。こちらにミスが続き11−21と大きく点差を離されてしまったところで2回目のタイムアウトを取る。しかし、このタイムアウトでも流れを変えることはできず、11−25で第2セットを落としてしまう。
 第3セット、2セット目に引き続き木山がレフトに入る。序盤、ライトの三輪のお手本通りのカットからしっかりとセッターの中島がレフトの木山につなぎ点を取る。エースの三國が前に出てきてからもコンスタントにレフトから点を取るものの、こちらも相手のエースを止めることができない。久保田のいいレシーブもみられるものの、レシーブができないほど完璧に打ち込まれることも多くなってくる。センター大島のクイックもみられるが相手にギリギリでつながれてしまい点にならず、少しずつ点差が離れていく。相手が先に13点に達し8−13でコートチェンジ。その後志賀の相手エースへのシャットアウトなどいいプレーはみられるものの点差を詰めることはできず、流れを変えようと12−17で木山に代わり藤畑が入る。 しかし、ここからもミスが続き14−19で北医が1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明けも相手のバックアタックやレフトスパイクを上げることができず、流れを切ることができない。14−22で北医が2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、大島のいいサーブで相手を崩してこちらの得点にするものの反撃もここまで。最後も相手に鮮やかに決められてしまい15−25で第3セットを落とし、セットカウント1−2で北見工業大学に負けてしまう。
 
オーダー
 第2試合目の相手は文教大学。春学連の時にも対戦し、その時は敗北してしまった。サイドスパイカーもセッターも上手くバランスの取れた良いチームである。なお、この試合に勝たないと4部昇格の可能性がなくなってしまう絶対に負けられない試合である。また、前日の試合から代わってリベロを三輪、ライトを久保田の形で臨んだ。
 第1セット、開始直後、レフトの藤畑が理想の形でスパイクを決め、良いスタートを切る。セッター中島のレシーブもみられ序盤は良い形で進んでいくものの、相手も徐々にトスが合いはじめ点差を詰められる。ここから北医のミスも多くなり、さらに相手のライト、センターからの多彩な攻撃にブロックを絞りきることができない。一気に逆転され点差を離されてしまい、11−17まで点差が広がったところで北医が1回目のタイムアウトを取る。アイムアウト明けも流れを変えることができず失点が続く。そのなかでセンター大島のいいブロックもみられるもののつなぎのミスも出て点差を離されてしまう。13−23まで点差が広がったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、志賀のクイックや、三國のスパイクに光るものがみられるが、相手のエースのスパイクを上げることができず点差が縮まらない。長いラリーの中の大事なところでもミスが出て、せっかくリベロの久保田の見事なレシーブがあっても点にならない。結局16−25で第1セットを落としてしまう。
 第2セット、このセット落とすと4部昇格がなくなってしまう。序盤、中島が攻めのサーブを打つが、相手のカットがよくなかなか崩すことができない。相手にカットを入れられると、相手のコンビもよくなかなか止めることができない。レフトの三國と藤畑が粘り強く点を取り続けるが差は広がっていくばかりで、次第にコート内の声もなくなっていく。点差が10−15まで広がったところでリベロ三輪に代えて、期待の1年生の石津が入る。入った石津が1年生ながら見事なレシーブを見せるものの、やはり相手のスパイクが良いため点差が詰まっていく気配がしない。12−17になったところで藤畑に代わって木山がレフトに入る。ここでどうにか流れを変えたい。変わった直後、木山がいいレシーブを見せ、志賀が完璧にクイックを決める。この後も久保田のスパイクや大島のサーブが光り、どんどんと差を詰めていく。長いラリーになっても粘り強くつなぎ、21−21と追いついたところで文教大学に1回目のタイムアウトを取らせる。ここで流れを切らさずに何とかこのまま差を広げたい。タイムアウト明けの難しいサーブもしっかりと入れ、22−21と逆転したところでチームの雰囲気は最高潮になる。しかし、ここから相手に粘られ、こちらにももったいないミスが出て22−23と再度逆転されたところで北医も1回目のタイムアウトを取る。ここでしっかりと持ち直してもう一度逆転したいところではあったが、勝ちなれていない北医はここでかたさが出てしまい最後にもミスが出て23−25で第2セットも落とし、セットカウント0−2で文教大学に負けてしまう。

 結果的に0勝2敗で5部残留が決まってしまった。1年生のいいプレーや、課題であったレシーブにもいいプレーはみられたものの最後まで勝ちきれない弱さや、相手に流れを渡すと一気にいかれてしまう弱さを痛感した。チームとしても個々人としてもたくさんの課題が見つかった大会であったので、この課題を必ず春までに克服して雪辱を果たしたい。

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