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2014年道央リーグDouou


2014年道央リーグDouou

対 小樽商科大学B 0−2 ×
対 札幌大学B 0−2 ×
対 北海道文教大学 0−2 ×
対 北星学園大学  1−2 ×
         結果 0勝5敗 5位

  • 実戦経験

 今年は秋学連の入れ替え戦がなかったため、2年生木山が仮キャプテンとなり三國、中島、三輪とともに6週間という例年に比べて長い期間を仮幹部期間とした。チーム方針として、ブロックの強化と実戦力の強化を挙げ、実戦経験を積めるよう仮幹部期間中に4試合の練習試合を行い、そこから得られたものを大会の中でしっかりと活かすことを目指して道央リーグに臨んだ。  第1試合の相手は、昨年も道央リーグで対戦した小樽商科大学B。引退した3,4年生によって構成されたチームであり、個々の技量は高いがミスも多いチームであるため、そこにつけ込みたいところであった。  1セット目。相手のサーブにこちらのカットが乱されるものの、相手ライトからのスパイクを三國がシャットし1点目を挙げる。その後Bクイックを決められるが、こちらも三輪のカットからの大島のAクイックが決まるなど、序盤はしっかりと北医のバレーを見せながら一進一退の攻防が続く。しかしこちらの連続サーブミスから流れを失ってしまい、トスミスやカットの連係ミスなど悪い形での失点が続いてしまう。4−9と離されたところで1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、大浦のクイックが鮮やかに決まり、幸先の良いスタートを切る。しかしこちらのミスが立て続いてしまい、ほとんど自滅のような形で6連続失点を許してしまう。6−17となったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、藤畑の絶妙なスパイクや富田の玉落としなどで流れを掴んだように思われたが、相手レフトを止めることができずに大きく点差を離されてしまう。終盤にセッター中島の完璧なトスからエース三國のスパイクが決まるなど随所に光るプレーは見られるものの、最後は相手のエースにストレートを完璧に抜かれてしまい、1セット目を12−25の大差で落としてしまった。  セット間にまずはしっかりとカットとチャンスを入れて三本目につなげていくことを確認した。しかし、2セット目が始まっても思うようにカットがあがらずに不本意な形で連続失点を許してしまう。三國のインナーへのスパイクから1点目は奪うが、つなぎの悪さから流れをつかむことができない。ここからさらにサーブカットの連係ミスなどのもったいない失点が続く。その中でも大浦がAクイックを決めてからは藤畑の相手のレシーブをはじくスパイクなどいいプレーが見られるようになり1点差の状態での一進一退の攻防が続く。しかし、オーバーネットによる痛い失点から5連続失点を許してしまう。相手のミスから連続失点は途切れるものの、その後も徐々に点差が広がり10−17となったところで1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、富田の好ブロックからの中島の粘り強いつなぎが相手のミスを誘い、流れを掴みかけたかと思われたが、結局またこちらのつなぎのミスが出てしまい流れを掴むことができない。三輪のAカットから藤畑のストレートが決まるなどいいプレーはあるものの、相手のスパイクを思うように上げることができず13−22になったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、相手のサーブを富田と三輪がしっかりと上げ続けることで相手にミスが出始め、19−24まで詰め寄る。しかし最後はこちらのサーブミスが出てしまう。怒涛の追い上げもここまでとなり、2セット目も19−25で落としてしまい、セットカウント0−2で敗北した。 第2試合の相手は札幌大学B。引退した4年生が中心のBチームではあるが個々のレベルは相当に高いチームである。北医は、サーブで相手をしっかりと崩しブロックで相手スパイクを捕まえること、そして15点を取ることを目標として試合に臨んだ。  1セット目。序盤から藤畑が良いサーブを打つが、相手のリベロに完璧に上げられてしまう。そこから上がったトスを相手のエースにブロックの上から打ち込まれてしまう。その後も、相手の質の高いサーブに対しカットを上げることができず6連続失点を許してしまう。しかし、相手のミスによって連続失点が止まると富田の大きく沈むサーブでノータッチエースを奪う。そこからはなんとか形勢を立て直し、大きな連続失点を許すこともなく試合が進んでいく。しかしこちらの連続得点もないため少しずつ点差が開いていく。相手エースの強烈なジャンプサーブを富田が完璧に上げて大浦のクイックにつなげるなど北医の得意とする形も見え始めるが、相手が粘り強く拾い、なかなか得点につなげることができない。また、せっかく相手のミスでこちらにサーブ権がまわってきてもそれをサーブミスで失ってしまう形も続く。富田のライトからクロスに切るスパイクや大浦のクイックなどで粘りを見せるが、長いラリーになるとプレーの不確実性が顕著に出てしまい、もったいないミスでの失点が続いてしまう。最後も5連続失点をしてしまい、1セット目を10−25で落としてしまう。  1セット目の反省を活かして、なんとかサーブミスやつなぎのミスを減らしていきたい2セット目。しかし、序盤から相手のサーブをうまく上げることができず、その中でつなぎのミスが出たり、トスの質が悪くなったりすることが重なり、なかなか三本目につなげることができない。大島がワンタッチをとっても後衛がつなげることができず0−6となってしまったところで1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、相手のサーブミスで1点を取るものの、相手のフェイントを上げることができず再び苦しい展開になってしまう。相手の強烈なサーブを富田と三輪がなんとか上げるもなかなかレフトが打ち切ることができず、なんとか返そうとした三本目がネットにかかってしまう。2−12となったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、なんとか流れを変えようとピンチサーバーに二階堂を投入するが相手のカット陣がよく流れを変えることができない。そのような中で相手のサーブミスやスパイクミスが増え始める。しかし、こちらのサーブミスも多いために点差が縮まらない。その中でも三國がセンターセミを打ち切ってブロックアウトを誘い、中島が完璧に上げたトスを再び三國がレフトからきれいにクロスにスパイクを打ち抜くなど北医の理想とする形での得点をする。しかし前半に開いた点差が大きすぎた。最後は中島のサーブで相手のカットを大きく崩すがバックから相手のエースにフリーで打たれてしまい11−25で2セット目も落としてしまった。結果セットカウント0−2で敗北し、目標としていた15点を取ることができなかった。    2日目の1試合目。対戦相手は北海道文教大学。このチームは去年の道央リーグでも今年の秋学連でも対戦して、いずれも敗北しており、雪辱を果たしたいところであった。  1セット目。前日の反省から出だしを大事にしたいところではあったが、いきなり相手サーブからカットが大きく乱れてしまう。その後も三國がレフトからインナーへのスパイクを打つも上げられてしまい、逆にこちらは相手チームの軟打を上げることができない。その後も三本目をアンダーで返そうとしてもネットにかけてしまうなどのもったいないミスが続き、1−6となったところで1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、どうにか硬さを取って立ち直していきたい1本目。大島がいいワンタッチを取るがその後がつながらない。しかし、後富田のチャンスからの中島の正確なトスを三國がストレートに完璧に打ち、流れを切る。この後も三國や大浦、藤畑らのスパイカー陣が得点を重ね2点差まで詰め寄る。しかし、相手のフェイントや軟打を上げることができずに点差は再び徐々に開いてしまう。相手のサーブにカットを乱され始め連続失点し13−21となったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、三輪と富田のカット陣が上げたカットを三國がインナーからストレートまで幅広く打ち分け得点していく。しかし、相手エースの様々な位置からの攻撃や空いたスペースに落とす軟打に対応ができない。そんな中、中島の好サーブが相手を崩してミスを誘うことで点差を縮める。しかし最後は、相手のフェイントを上げることができずに1セット目を20−25で落としてしまった。  2セット目。富田のAカットや中島の好レシーブはあるものの、こちらのスパイクアウトやタッチネットなどの失点が多く、序盤から2−8と大きく離されてしまう。ここで1回目のタイムアウトを取り、立て直しを図る。しかしタイム明けからもつなぎのミスやサーブミスなどが続き、流れを引き寄せることができない。大浦のシャットや中島のサービスエースなど随所に光るプレーはみられてくるものの、その後すぐにサーブミスやタッチネットのミスが出てしまい点差を縮めることができない。さらにはパッシングで失点をしてしまい8−16となってしまったところで2回目のタイムアウトを取る。なんとかして流れを掴みたいタイムアウト明け。こちらのカットも上がり始め、相手もサーブミスやスパイクアウトが多くなりこちらへ流れが傾きかける。しかしカットが上がっても三本目につなげられないことも多く、チャンスで返したところを相手のコンビにやられてしまう。相変わらずタッチネットなどの失点が多い中で、富田のカットや大浦のシャットなど良いプレーが出るものの流れを変えるまでには至らない。最後に何とか流れを変えるべくピンチサーバーに二階堂を投入し、相手のカットを大きく崩すものの、長いラリーの中でつなぎのミスが出てしまい13−25で2セット目も落してしまった。結果セットカウント0−2で敗北してしまった。  道央リーグ最終戦の相手は北星学園大学である。絶対的なレフトエースを擁するものの今回の試合はリベロ登録であり、こちらとしてはそこにつけ込みたいところであった。  1セット目。序盤から藤畑のサーブが走りサービスエースを奪う。その後も富田と大島のブロックも冴え、三國のスパイクもストレートに完璧に決まり6−0と幸先の良いスタートダッシュを決める。ここで今大会初めて相手にタイムアウトを取らせる。流れを切りたくないタイムアウト明け。相手のロングサーブにカット陣が対応できずに連続失点を許してしまう。その中でも富田がなんとかあげたカットを中島がしっかりとトスし、三國がストレートに決め、流れを取り戻す。その後も富田のサービスエースも出て大きくリードし良い流れで試合が進み15−7となったところで相手に2回目のタイムアウトを取らせる。その後も大浦のクイックとブロックや藤畑の、ブロックの裏に落とすフェイントが冴えわたる。しかし、こちらが20点台に乗ったあたりから相手の調子も上がり始め、思うように点が取れなくなる。中島のコート外まで大きく追ったつなぎなど気合の入ったプレーが見られるが、相手のレフトの多彩な攻撃についていけなくなる。一時は7−20であった点差が17−23まで縮められたところで1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト中にしっかりと落ち着いて最後の2点を取りに行くことを確認した。タイムアウト明けの大事な1本目は相手のエースに打ち込まれてしまったものの、次の1本をなんとか三國が打ち切り最後は相手のサーブミスで25−19となり1セット目を取った。  2セット目。1セット目の最後の悪い流れを切ってこのセットもしっかりと取っていきたいところである。大事な1本目、相手サーブを三輪がしっかりとAカットで上げそれを三國が打ち切ってブロックアウトで得点を挙げる。しかし、その後は相手リベロにサーブもスパイクもことごとく上げられてしまい厳しい状況になってしまう。セッター中島のツーアタックなど相手を崩すこともあったがその先の得点に結びつけることができない。その中で相手のサーブが走りサービスエースを取られ、7−9となったところで1回目のタイムアウトを取る。しかし、このタイムアウトでも流れを切ることはできない。カットを上げることができずにチャンスで返したところを相手のコンビで決められてしまう。大島や中島がなんとかワンタッチをとるもののその後がつながらず、1回目のタイムアウト明けから5連続失点してしまい2回目のタイムアウトを取る。タイムアウトで相手の集中力が落ちたのか、ミスを連発し流れを取り戻せそうになるが、こちらも玉落としのミスが出てしまい流れをつかみきれない。中島の完璧な二段トスを藤畑がストレートに打ち切るなど随所に好プレーは見られるが、最後まで流れは変わらず13−25でこのセットを落としてしまった。  今大会初勝利のためにも絶対に取りたいラストセット。道央リーグでは3セット目が15点マッチであるために絶対にスタートダッシュを決めようと気合を入れて臨む。しかし、大事な1本目を相手にフェイントで決められるとネット際の競り合いで負けるなどして、一気に4点を失ってしまい、すかさず1回目のタイムアウトを取る。何とか流れを取り戻したいタイムアウト明け。北医に焦りの見えるプレーが多く見え始める。そんな中、相手のスパイクミスで落ち着きを取り戻したのか、三國のフェイントが決まるとその後も中島の完璧な二段トスを2本連続で決め2点差まで詰め寄る。しかし、エース三國が相手にしっかりとマークをされてしまいブロックポイントを与えてしまったところで5−8となりコートチェンジ。その後大浦のブロックや三輪のつなぎなどで何とか粘りはするものの、相手のコンビを止めきることができない。どうにか流れを切ろうとピンチサーバーに二階堂を投入するものの相手に好カットを上げられてしまい、得点につなげることができない。8−13になったところで2回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、藤畑のサービスエースなどで流れがこちらに来たかと思われたが、三國の渾身のスパイクも相手に上げられてしまい最後は相手レフトに2本連続で決められ、このセットを11−15で落としてしまった。結果セットカウント1−2で敗北してしまい、道央リーグは0勝4敗で5位に終わった。  道央リーグは全敗してしまったものの、大会を通じて自分たちの課題を明確化することができた。冬の練習は見つかった課題の中から、サーブとサーブカット、ブロックを中心に強化するべく練習に取り組んでいくことになる。冬の練習で奮起して課題を克服し、春の大会で勝てるチームに仕上げていかなくてはならない。  また今大会では工藤先生がお忙しい中、応援に駆け付けてくださいました。本当にありがとうございました。

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