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2013年春学連Harugakuren


2013年春学連Harugakuren

対 札幌学院大学 0-2 ×
対 北海道薬科大学 2-0 ○
対 札幌医科大学 2-1 ○
対 北海道教育大学函館校 2-0 ○
         結果 3勝1敗 4部2位

  • 冬を越えて

 厳しい冬練習を乗り越えて挑む今シーズン初めての試合。堀井が引退したこともあり、冬練習は6人で行われ、その中でも基礎練習を中心に行い力を蓄えてきた。春の新歓時期には新入生も多く見学、入部してきてくれ活気がもたらされ始める。そしてそんな中、引退していた堀井、菅原が大会を前にチームに復帰した。これはチームにとって大きなプラス要素である。よって今大会も去年の道央リーグと同様の布陣で挑むこととなった。なお、ベンチには早々に入部宣言をしてくれた1年生の中島と三輪も入ることになった。   初戦の相手は札幌学院大学である。両サイドからの打力があり、つなぎの技術も高いチームである。初戦を勝利し勢いに乗りたいところである。  1セット目、立ち上がりは相手のミスが目立ったが、徐々に打力のある両サイドの攻撃や速攻でペースをつかまれる。その中でもレフト堀井のスパイクを軸に北医も攻撃を組み立てた。しかし中盤立て続けに相手にブロックやスパイクを決められ失点を重ねる展開となった。流れをなかなか切ることができず、終盤には大浦のクイックなどで互いに点を取りあう展開もあったが、中盤での連続失点が響き1セット目を16−25で落とす。  2セット目、開始直後は相手にスパイクを決められ若干リードを許したものの、堀井の強烈なジャンプサーブが連続して決まり北医が逆転、リードする。8−5となったところで相手がタイムアウト。タイム明けに立て直しを図った相手に連続して得点を決められ、再び拮抗した展開になる。それでも、堀井が大車輪の活躍を見せ、またチーム全体として粘りのバレーを続けることによって相手のミスを誘い、再び流れを取り戻す。さらに大浦のクイックも決まり、北医リードの19−14となったところで相手が二回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、こちらのブロックがなかなか機能せず相手にスパイクを連続で決められる。北医も2度タイムアウトを取ったが、流れをとり戻すことは出来ない。結局、25−27で2セット目も落とし、セットカウント0−2で敗北した。  2試合目の相手は北海道薬科大学である。相手のレフトエースは打力があり、そこをマークすることを試合前に確認した。1試合目を落とした北医にとっては、3部昇格のためにも絶対に勝たなくてはならない相手である。  1セット目、序盤から北医が完全にペースを握る。セッター出村からの安定したトスの供給により攻撃がうまく機能した。堀井のレフトからのスパイクやバックアタックを中心として得点を積み重ね、相手に付け入るスキをほとんど与えない。相手にミスも目立ち、一時は10点近くリードし、北医が完全に試合の主導権を握る。セットポイントを握ったあと連続失点するも、最後は堀井のスパイクが決まり25−18でこのセットを取る。  2セット目、1セット目の流れそのままに序盤から北医がリードし得点を重ねる。堀井の得点を中心としながらも大浦のクイック、出村のフェイントからも得点を奪う。二階堂のスパイクによる得点もあり、安定したレシーブからしっかりと二枚攻撃をつづけ、流れを相手に渡すことなく、終始リードしたまま試合を進める。このセットも終盤に連続失点を許したもののやはり最後は頼れるエース、堀井のスパイクで試合を決めた。終始試合を優位にすすめ、25−21で2セット目も取り、セットカウント2−0で今シーズン初めての勝利となった。  3試合目の相手は札幌医科大学である。今まで数多くの試合をしてきた相手であり互いの手の内は知り尽くしている。同時に、公式戦はここ3年近く勝利ができていない相手である。3部昇格のためには何としても勝たなければならない相手であった。  1セット目、開始直後は相手にスパイクを決められ、サーブになかなか対応できずに連続して得点を許してしまう。しかし相手の強烈なジャンプサーブを富田が完璧なレシーブすると堀井がスパイクを決めたところから北医が流れに乗り始める。徐々に相手のミスも目立ち始め、大浦のクイックなども決まる。この勢いのままリードしたい北医であったが、相手も粘りのバレーをして一進一退の展開となる。しかし、終盤に北医のミスが続き、相手に連続得点を許すとそのまま1セット目を21−25で落とした。  2セット目、序盤から互いに点を取りあう展開となる。横井のブロックや出村のフェイントなどからも得点を奪う。中盤まで両チームとも譲らなかったが、二階堂のサーブから相手のカットを乱すと相手にミスが連続し、北医が流れをつかむ。菅原がきれいなレシーブを上げ堀井がスパイクを決める。こちらの思い通りのバレーによって、相手もたまらずタイムアウトを取る。タイムアウト後も相手に流れを渡すことなく得点を重ね、2セット目を25−20で取る。  3セット目、序盤はなかなかいい形で攻撃を決めることができない中、相手のミスにも助けられ何とか食らいついていく。出村の二段トスから堀井がバックアタックを決め、また大浦がブロックで点を奪うと北医の攻撃が機能し始める。二階堂のサーブから相手のカットを乱し、攻撃の枚数を減らし、堀井もスパイクで得点を積み重ねる。今まで目標としてきた北医の流れを作り逆転に成功することができた。コートチェンジ後も大浦のクイックなどが決まり、一時は5点リードに成功する。しかし、札医もただでは終わらない。相手のエースにスパイクを連続で決められ流れが徐々に相手に移っていく。菅原の懸命のレシーブから攻撃につなげるなどこちらに流れを引き戻そうとするも相手に連続して得点を決められる。それでも堀井のバックアタックで得点をして流れを切ると、二階堂の強烈なサーブで相手のミスを誘い、また北医がリードを奪う。最後まで両チームとも粘り強くボールをつなぎ一歩も譲らなかった。最後は横井のサーブが相手のレシーブを乱し相手のスパイクミスによって3セット目を26−24で取る。その結果フルセットまでもつれこむ激戦にセットカウント2−1で競り勝った。  4試合目の相手は北海道教育大学函館校である。レフト、センター、ライトからの多彩な攻撃をしてくるチームである。前回の秋学連ではフルセットの末敗れた相手である。去年の雪辱を果たしたいところである。  1セット目、堀井のスパイクで1点目を取ることを皮切りに、序盤は北医のペースとなる。前試合に続き横井のサーブが相手のミスを誘い、一時は8−2とリードする。その後、連続得点を許す場面もあったが、出村のフェイントが連続して決まり、二階堂もスパイクで得点するなど北医が優位に試合に進める。スパイクを打ち込まれても富田、菅原がレシーブを何とかあげて攻撃につなげる。セットを通してしっかりとボールを粘り強く拾い、攻撃につなげることができ、一度もリードを許すことなく1セット目を25−19で取る。  2セット目も堀井のブロック、スパイクが決まる。相手にミスが続き、1セット目に続き、一時15-2と圧倒的にリードをする。二階堂のスパイク、大浦のクイックからも得点するとリードを保ったまま20−6と、北医が優位に試合を進める。このまま流れを保って試合を終わらせたいところであったが、北医にもミスが目立ち始め、相手に立て続けにスパイクを決められるなど徐々に点差が縮まっていく。流れが相手に行きかけたところで大浦のクイックが決まり、何とか流れを切る。その後もミスが目立つ場面があったが、要所で出村のブロックや堀井のスパイクから得点する。終盤相手に猛追されるも、序盤の大量得点のおかげで2セット目を25−21で取り、セットカウント2−0でストレート勝ちした。   この結果3勝1敗、4部2位となり、3部との入れ替え戦の権利を得ることができた。全体を通して球を落とさないという粘りのバレーをすることができた。つらい冬練習を乗り越えたからこそできたプレーではないだろうか。しかし、北海道教育大学函館校戦で終盤に連続して得点を許してしまうなど、苦しいときに踏ん張れないという弱点も明らかになった。技術面、精神面の成長が3部昇格に必要となる。

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