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2012年道医体Doitai


2012年道医体戦Doitai

対 札幌医科大学 1-2 ×
対 旭川医科大学 1-2 ×

  • 確かな手応え

入れ替え戦敗戦からわずか1週間。入れ替え戦以降練習が2回しかなかったため、この道医体も入れ替え戦と同じ布陣で臨むことになった。 第1試合の相手は札幌医科大学。一週間前の入れ替え戦では敗れており、その借りを返すべく、気持ちを引き締めて試合に臨んだ。 1セット目、両レフトを中心とした攻撃で一進一退の攻防が続く。しかし、相手エースのジャンプサーブで連続失点してしまったことがきっかけとなり完全に相手に主導権を渡してしまった。徐々にこちらのミスが目立ち始める。特にブロックカバーでのミスが続いてしまい、チャンスで返すのが精一杯のこちらに対し、札医は強打で得点を積み重ねる。最後はサーブミスによってこのセットを10−25で落とした。 セット間、もう一度試合を立て直し、入れ替え戦での借りを返すことを再確認する。2セット目、序盤こそサーブミスが2本続いたものの、出村のサービスエース、堀井や菅原の粘り強いレシーブで流れが北医に傾く。さらに相手のサーブミスやスパイクミスを連発する中、堀井のサービスエース、大浦や菅原の好ブロックで完全に北医ペースとなる。2セット目とはうって変わって、北医ペースで、このセットを25-20で取る。 この流れを活かしたい3セット目。立ち上がり、反撃に出た相手レフトとセンターの絶妙なコンビ攻撃が炸裂する。更に、相手表センターのブロード攻撃に対しても翻弄され、序盤に4点のリードを許す。たまらず、一回目のタイムを取り、カットが短くしてでも、確実にレフト攻撃に繋げることを確認する。カット陣の踏ん張りから、堀井のバックアタックや菅原のコースを突いたスパイクが決まり始める。磨いてきた、大浦、二階堂のブロックも徐々に相手を捉え、ラリーに持ち込み、レフトで決めきるという、本来の流れが見られる。点差がほとんどないまま試合が進み、得点は24-24。ここで、相手のエースのブロックアウトを狙った際どいスパイクにより失点。最後はこちらのスパイクミスにより、24-26で最終セットを落としてしまう。結果1−2の敗戦である。 第2試合の相手は旭川医科大学。レフトのエースを中心に経験者の1年生と両センターエース。そして安定的なカットを供給するリベロを擁し、総合力では、北海道3大学のリームでは最強のチームである。そして、今回の道医体の優勝校でもある。 1セット目、調子の上がらない相手にも助けられ、中盤まで点差がほとんどないまま試合は進んでいく。しかし、こちらのサーブミスやスパイクミスによって流れが相手に傾き始める。ここで1つ目のタイムアウトを取り、立て直す。しかし、相手のサーブに苦しみ、最後もサーブで崩されてこのセットを22-25で落としてしまった。 2セット目。サーブを相手のレフトエースに集め、ストレスを与えさせる作戦に出る。出だし、ブロックが大きく弾いてしまったボールをなんとか繋ぎ堀井に打たせることで1点目を先取した。やはり、こういった形での得点はチームに良い流れをもたらす。その後、大浦、出村のシャットポイントや二階堂のサービスエースでの得点などが重なる。相手のカットが乱れ始め、レフト1本になった所をブロックで抑えにいく戦略も功を奏し、北医リードでの展開が続く。終盤、菅原と富田の粘り強い繋ぎと大浦の好ブロックなどで長いラリーを制すなど、練習の成果が見られ始める。相手のスパイクに苦しんでも、粘り強いラリーを続けた結果、こちらの集中力が相手のを上回る。最後は、相手のサーブミスで、このセットを26-24でものにした。 第一試合に続き、第二試合でもフルセットの戦いとなった。その3セット目。序盤、2セット目の流れを引き継ぎ堀井のスパイクが立て続けに決まる。しかし、気を引き締めなおした相手のエースのスパイクも威力を増して決めてくる。こちらは二階堂や堀井の好サーブ、大浦の的確な球落とし、出村と大浦のシャットポイントなど好プレーが出て、互いのチームが好プレーを出し合い、均衡した試合展開となる。しかし中盤以降、これまで打数の少なかった相手センターの攻撃が強烈に決まりはじめ、ペースを奪われてしまう。レフトを中心とした攻撃で必死に食らいつくものの、最後は相手ライトにスパイクを決められ、23-25で最終セットを取られてしまった。この結果、道医体での全敗が決まってしまった。 この道医体は、結果としては全敗という形となってしまったが、2試合ともフルセットもでもつれ、最後までどちらが勝つかわからない緊迫した試合ができた。また、ベストレフト賞に5年生堀井、ベストブロック賞に3年大浦、ベストマネージャーに4年浅野が選ばれたのも、日々の練習の成果であるだろう。練習内容がしっかり生きたという観点で、内容としては満足のいくものとなった。しかし、それと同時に終盤の勝負弱さが露呈してしまった。次の北医体に向けて、勝ちきるチームを作ることが課題となった。

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